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ファミリーサポートセンターとは?簡単に解説!利用すべき?

ファミリーサポートセンターとは?超簡単に解説!利用すべき?

「ファミリー・サポート・センターって??」なんだか漠然としていますよね。どんな場所なのか、今ひとつイメージしづらいのではないでしょうか?

今からファミリー・サポート・センターとは何なのか、誰でも簡単にわかるよう解説します。

上手くハマれば、こんなに心強い子育て支援サービスはありません。ぜひ、あなたが利用するのに適しているか参考にしてください。

【簡単にわかる】ファミリー・サポート・センターとは?

ファミリー・サポート・センター(ファミサポ)とは、簡単にいうと「子育てのサポートを受けたい人(親)」と「サポートしたい人(地域の方)」のマッチングや連絡を行う公的組織です。

高いお金を払ってベビーシッターに子どもを預けなくても、ファミリー・サポート・センターを通して地域の方に子どもを預かる、送迎するなどしてもらえるということです(後述しますが使いやすい点・使いづらい点はあります)。

ファミリー・サポート・センターの仕組み
Tanihara
Tanihara

昔はおじいちゃんおばあちゃんや地域の人も一緒に子育てしてましたよね?

ファミリー・サポート・センターは、『現代版 地域で子育て』のようなものです!

まさに子育てに仕事に忙しい現代の親に合ったサービスですね(実際国が、仕事と子育てを両立できるようにと立ち上げたんですよ)。

お近くのファミリー・サポート・センターは「全国のファミリー・サポート・センター」から検索してください。

なお、ファミリー・サポート・センターの運営は市町村(または委託先)です!

参考:こども家庭庁「子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター事業)」

ファミリー・サポート・センターの基本情報

市町村や提供会員(預かり側)によって利用条件やサービス内容は違いますので、詳しくはお近くのファミリー・サポート・センターに確認してくださいね!

気になる項目簡単な説明
サービス内容は?子どもの預かりや送迎など、柔軟に対応。
預けられる子どもの年齢は?3ヶ月〜14歳未満であることが多い。
依頼会員(預け側)って?乳幼児や小学生の子どもがいる親。
会員登録が必要。
提供会員(預かり側)って?有償のボランティア。40代〜70代の女性が多い。
会員登録が必要。
料金は?基本料金:1時間につき500〜800円の範囲内に収まる場合が多い。
※ もっと安い場合やもっと高い場合もあるので要確認。
利用できる時間は?市町村よって違う。時間外や土日祝は割増料金での対応が多い。
預かり場所はどこ?多いのは…
・提供会員(預かり側)の自宅
・依頼会員(預け側)の自宅
・公的な施設(子育て支援センター、ファミリーサポートセンター、公民館、放課後児童クラブ、保育園・幼稚園など)

参考:一般財団法人 女性労働協会「令和2年度 全国ファミリー・サポート・センター活動実態調査結果」

実際の様子を動画で見てみよう!

下の動画のように提供会員さん(預かり側)と相性が合えば、心強いことこの上ありませんね!

Tanihara
Tanihara

ちなみに、動画に出てくる提供会員さん(預かり側)は、ファミリー・サポート・センター事務室からとても頼りにされている方のようです。

あなたはファミリー・サポート・センターを利用すべき?

ファミリー・サポート・センターとは何か、ざっと簡単に把握していただけたかと思います。

では、あなたは実際にファミリー・サポート・センターを利用したほうが良いのでしょうか?

上手くいかない可能性もあるが、一度利用してみるのがおすすめ。

保育園の一時預かりが難しい、ベビーシッターサービスは料金が高すぎるなど、他にちょうどいい選択肢がない場合は、一度ファミリー・サポート・センターを利用してみるのがおすすめです。

提供会員(預かり側)の対応に満足できるかは相性次第ですが、上手くハマれば「頼れる親戚が近所にいる!」状態になってとても心強いからです。

ファミリー・サポート・センターの利用にぴったりのシチュエーション

利用してみようかな?と思われたなら、下の表から当てはまるシチュエーションを選んで、あなたにぴったりなサービスを見つけてみてください!

シチュエーションあなたにぴったりなサービス
「子育てと仕事を両立したい」
「周りに頼る人がいない」
「保育園の一時預かりが難しい」
・保育園や学校、習い事の送迎。
・長期休みや土日祝の預かり。
・様々な理由での預かり(リフレッシュ、習い事、用事、緊急など)。
※ 短期・随時の就労、求職活動中のサポートも受けられます。
「初めての育児」
「子育てに不安がある」
・一緒に子どもを見てもらう。
・相談する。
「下の子の妊娠中・出産後」・上の子の保育園・幼稚園への送迎。
「ひとり親」・送迎と預かりを依頼。一人で留守番させなくて済む。あなたが帰宅した後のサポートも。
「親自身が病気・体調不良・精神疾患・障がいがある」・休みが必要、子どもと離れる時間が必要などの場合の預かり。
・子育てのうち、難しい部分のサポート。
「子どもが障がいを持っている」・特別支援学校への送迎。個人に合わせた対応をしてもらえる。

※ 市町村や提供会員(預かり側)よってサービス内容は異なりますので、必ず事前に確認してください。

Tanihara
Tanihara

サービス内容は相談しながら柔軟に決められることがわかりますね!

【要注意】使いづらい点もあるので、理解した上で活用しよう!

提供会員(預かり側)が有償のボランティアであり、料金も安めという性質上、ベビーシッターサービスに比べて使いづらい点がいくつかあります。

これらがどうしても受け入れがたい場合は、他の選択肢を検討しても良いかもしれませんね。

希望するサービスが受けられない場合がある

あなたが希望するサービスが提供されているか、事前に確認したほうが確実です。

先述の通り、ファミリー・サポート・センターは、市町村や提供会員(預かり側)によってサービス内容が違うからです。

例えば、預かり場所や送迎先、送迎手段が制限されていることもあります(安全面の配慮や提供会員の意向など)。

ちょうどいい提供会員(預かり側)が見つからないことがある

提供会員(預かり側)は慢性的に人手不足なので、あなたのお近くにちょうどいい人が見つからないことがあります。

日によっては提供会員(預かり側)に依頼を断られることもある

都合が悪い日のサポート依頼など、提供会員(預かり側)は依頼を断れます。

提供会員はボランティアであり、普通に仕事し、生活もしているからです。

満足度が提供会員(預かり側)との相性に左右される

提供会員(預かり側)は地域の方であり、プロではないので、相性次第という部分がかなり大きいです。

「もう預けたくない」という感想が出る場合も、実際あります。

相性が合わず依頼終了するリスクを絶対に避けたい場合は、もっとお金を出してベビーシッターサービスを利用するのが適しているでしょう(安さを取るか、プロフェッショナルを取るか。何らかの妥協が必要)。

「ファミリー・サポート・センターも使いづらいし、子育てと仕事の両立がなかなか難しいなぁ…」という場合は、下の記事もお役立てください。

ファミリー・サポート・センター以外にも利用できるサービスを掲載、その他、生活を上手く回していくための気づきを得ていただけるはずです。

ファミリー・サポート・センター利用の流れ【簡単に説明します】

ファミリー・サポート・センター利用の流れ

  1. ファミリー・サポート・センターに提供会員(預かり側)の紹介を申し込む。
  2. 提供会員(預かり側)と事前打ち合わせをする(サポート内容など。ここで初顔合わせ)。
  3. 預かりや送迎など、サポートを受ける。
  4. 報酬を支払う。

※ 一般的な流れです。市町村によって細かい流れは異なります。

まとめ:ファミリー・サポート・センターは『現代版 地域で子育て』

今回は、ファミリー・サポート・センターとはどんな場所かを、できるだけ簡単にご紹介してきました。

ファミリー・サポート・センターを通して、地域の方に子どもを預かってもらえる、送迎してもらえるのはとても助かります。一方で、地域の方はプロではないので、相性次第でサービスに満足できない可能性もあります。

ベビーシッターサービスは高すぎるなど他に選択肢がない場合、ファミリー・サポート・センターが上手くハマれば非常に仕事・子育てしやすくなるので、一度利用してみることをおすすめします。

ではでは、お互い仕事に子育てに頑張っていきましょう!!

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Tanihara

子育て・生活・人生に役立つ話を書いてます。6歳(年長)息子の父。

【経歴】同志社大学 → 公務員 → ライター(税理士事務所やコンサル会社のHPで執筆)→ ブログで起業

【趣味】料理・ギター弾き語り・読書

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